「経理の仕事が終わらない」「月末・月初は毎回バタバタ」――
中小企業の経理担当者から、こんな声をよく聞きます。
限られた人員で経理・会計・請求処理・給与計算などをこなすのは本当に大変ですよね。
本記事では、中小企業でよくある経理のお困りごと5つと、その具体的な解決策を紹介します。
中小企業では「経理=◯◯さん」という構図が多く、
その人が休むと業務が止まってしまうことがあります。
原因:業務マニュアルや引き継ぎ資料が整備されていない
解決策:
・クラウド会計ソフト(freee、マネーフォワードなど)を導入し、データ共有を自動化
・業務フローをドキュメント化して「見える化」
・定期的に他部署と業務内容を共有
経理担当者がもっとも時間を取られるのが、紙の領収書や請求書の仕分けです。
原因:取引先や社内での「紙文化」が残っている
解決策:
・電子帳簿保存法に対応したツールを導入
・スマホ撮影→自動データ化で入力作業を削減
・経費精算システムを活用し、申請から承認までオンライン化
経費申請の遅れが月次決算を圧迫する…これは経理担当者の“あるある”です。
原因:従業員の申請忘れ・承認の遅れ
解決策:
・経費精算ツールを導入し、スマホで簡単申請できる環境に
・締め日と支払日を明確に社内周知
・リマインド通知で申請漏れを防止
支払処理を手入力で行っていると、入力ミスや二重振込などのトラブルが起きやすくなります。
原因:銀行連携ができていない、承認フローが不十分
解決策:
・銀行口座と会計ソフトを連携させる
・振込データを自動作成・承認フローを設定
・支払予定一覧を共有してチェック体制を構築
決算のたびに残業続き…そんな企業は少なくありません。
原因:データがバラバラで整理されていない
解決策:
・クラウド会計システムで日次処理を自動化
・月次の段階で未処理をゼロにする「早期化」ルールを導入
・税理士とリアルタイムでデータ共有
中小企業の経理課題は、「人手不足」「紙文化」「属人化」がキーワードです。
しかし、クラウド化や業務フローの見直しによって、多くの課題は解消できます。
今すぐできる第一歩として、
・経理業務の棚卸し
・現在のツールやシステムの見直し
をおすすめします。
経理を“人に依存しない仕組み”に変えて、ミスのない効率的な運用を目指しましょう。
「経理担当者が辞めて困っている」「属人化をなくしたい」方は、
ぜひ青葉会計までご相談ください。
初回相談は無料です。
税理士 松橋丈雄
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